「チーズはどこへ消えた」の感想やあらすじ・教訓を綴る(ネタバレあり)

今更ながらあのロサンゼルス・エンジェルスの大谷翔平選手も読んでいたスペンサー・ジョンソン氏による「チーズはどこへ消えた」を読んでみたので感想やあらすじ・まとめなどを勝手に綴っていきます。

「チーズはどこへ消えた」とは?

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はじめに「チーズはどこへ消えた」について紹介。

『チーズはどこへ消えた?』(チーズはどこへきえた、英語原題:Who Moved My Cheese?)は、アメリカ合衆国の医学博士・心理学者であるスペンサー・ジョンソン(英語版)が著した童話、ビジネス書。
1998年にアメリカで出版される。2009年時点で全世界で累計2400万部、2019年時点で2800万部を超えるベストセラーとなっている。(Wikipediaより転載)

ビジネス書でもありつつ、「童話」でもあるこの書籍。子供でも簡単に読むことが出来るのですが、シンプルながらにとても深い内容になっていると思います。読み手・その時の状況によって印象が変わるといった感じです。それでは次に肝心の内容について紹介をしてきます。

「チーズはどこへ消えた」内容※ネタバレあり

この小さな本が世界のビジネスマンを変えてゆく! 迷路のなかに住む、2匹のネズミと2人の小人。彼らは迷路をさまよった末、チーズを発見する。チーズは、ただの食べ物ではなく、人生において私たちが追い求めるもののシンボルである。ところがある日、そのチーズが消えた! ネズミたちは、本能のままにすぐさま新しいチーズを探しに飛び出していく。ところが小人たちは、チーズが戻って来るかも知れないと無駄な期待をかけ、現状分析にうつつを抜かすばかり。しかし、やがて一人が新しいチーズを探しに旅立つ決心を…。大手トップ企業が次々と社員教育に採用。単純なストーリーに託して、状況の変化にいかに対応すべきかを説き、各国でベストセラーとなった注目の書。状況変化への対応を説いたビジネス書として、人生のいろいろな局面を象徴した生き方の本として多くの人に読まれています。(Amazonより転載)

作品に登場するキャラクターは、

  • 2匹のネズミ:スニッフ、スカリー
  • 2人の小人:ヘムとホー

この登場人物たちは、それぞれに特徴があります。

  • スニッフは、「チャンスをいち早くチャンスをかぎつける」
  • スカリーは、「いち早く行動する」
  • ヘムは、「変化を認めず、変化に逆らう」
  • ホーは、「うまく変化の波に乗ろうとする」

このキャラクターに自分を当てはめながら、話をすすめていくのも面白いです。

作中に出てくるチーズとは、その人が人生において追いかけているものの象徴。しかし、その「チーズ」は永遠に存在しているものではない、時代の流れによって変化するものなのです。当たり前の事なのに、その現実を見ようとしない小人たち。変化を受けていれ本能のままに再び動き出すネズミたち。シンプル内容なのに、なぜか心に深く刺さります。自分は今のままでいいのだろうか。そんなことを考える機会をくれる作品となっています。

「チーズはどこへ消えた」感想

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最後に筆者の感想を綴っていきます。仕事もプライベートも疲れ切っていたある日、フラフラと本屋さんによってたまたま見つけたこの「チーズはどこへ消えた」。ビジネス書を読まない筆者は普段だったら絶対購入をしなかったと思います。しかし、「30分読めば10年間使える考え方」という文言・またページ数の少なさから、何故か購入してしまった。
内容は3部あり、1.3部では、アメリカで働く人間たちが登場してきます。正直、日本人とはちょっと感覚が違うなあと思ってしまったのは事実。(作品に対してみんな再集結してディスカッションするとかすげえな。)

それはさておき、肝心な2部の物語の部分。読みながら自分のチーズとは何かを考えながら読みすすめる事が出来ます。ちなみに筆者のチーズは「仕事」。企業に入社して当たり前のようにこのまま働き続けるっと思っていたら、会社の経営がどんどん悪くなって潰れてしまう場合もある。そんなこと思ってなかったけどこのご時世倒産なんて当たり前。

そんな時にここにいては駄目だ、動こう。と背中を押してくれたのが私にとっての「チーズはどこへ消えた」です。要するに謎ストレスを抱えて、いつ潰れるかわからない先の見えない会社にいるより怖いけど一歩踏み出した方が結果として、いい方向に進む可能性が高いのだ。いい方向に進まなかったらまた他に進めばいい。1からチーズを探すのは、「未知の世界」に一人ぼっちで進む感覚だけど過去よりはずっとマシだと思う。

この本を読む前までは、今の状況が苦しいけど我慢していればきっと報われると思っていたけど私の手に入れた既にチーズは腐っているのだ。
人生で自分が大事にしたいもの、追い求めているものをチーズという比喩を使い分かりやすく説明し、童話と思いきや「変わらなければ破滅する」と核心ついた事も書いてあるので、本当は何か変えなきゃいけない・変わりたいっと思ってい時に背中を力強く押してくれる作品だと思います。

「チーズはどこへ消えた」の感想やあらすじまとめ

チーズはどこへ消えた」についてまとめていきました。
さすが大ヒットベストセラーといった感じなので買う価値は十分あると思います。この本を通して行動した教訓を生かし、またチーズを探す旅に出ようと思います。
ぜひお試しを。